Rubyという言語を聞いたことはあるけど、なにをすることができる言語なのか知らない人も多いのではないでしょうか?
Rubyでできることは、みなさんが普段使っているような、SNSやECサイトなどのWebアプリケーション開発です。
✓SNSの構築
✓AI開発
✓IoT開発
これからRubyを学ぼうと思っている人も、Rubyに興味がある人もぜひ参考にしてみてください。
Rubyでできること
RubyはWebアプリケーション開発などが得意な言語です。学習コストも低く少人数で開発できることから、ベンチャー企業で扱われることが多くなっています。
Rubyでできること以下にまとめました。
- Webアプリケーション開発
- SNSの構築
- AI開発
- IoT開発
Rubyは何年も人気が続いている言語です。Rubyを学ぶことで収入アップが望めます。
ここではRubyでできることと一緒に向き不向きを説明します。
Webアプリケーションの開発
RubyはWebアプリケーション開発で使われることが多いです。料理をするときに誰もが使用した経験があるクックパッドも実はRubyで作られています。
クックパッドの動的なサービスはRubyフレームワークのRuby on Railsが使われており、Ruby on Railsを使用することで、他のフレームワークより高速でWebアプリケーション開発ができるため、人気が高いです。
案件例1. 物流業界向け業務支援アプリ開発
業務内容
・物流業界向け業務支援アプリ開発に携わっていただきます。
・主に下記作業においてご担当いただきます。
-要件定義からテスト
-既存システムの機能追加及びリプレイス
応募に必要なスキル
・下記を用いた開発実務経験2年以上
-Ruby
-Rails
・MVVM、MVP、Clean Architecture、
マルチスレッド、ネットワーク、メモリ管理に関する知見
【歓迎スキル】
・パフォーマンスチューニング経験
・UIテストの導入経験
・MVVM、Fluxを利用した実装経験
・チームリードの経験
・ビジネスサイドとコミュニケーションを取りながら、
プロダクトのブラッシュアップをした経験
報酬(月額)
~800,000円
※開発案件例は架空のものです。
AI開発
AI開発というと最近ではPythonが主流ですが、RubyでもAI開発をすることは可能です。
PyCallというPythonをRubyで動かすためのライブラリを使用することで、Pythonをベースに機械学習ができたりします。
しかし、AI開発に必要なライブラリはPythonの方が充実しているためPythonの方が開発しやすのが事実です。そのため、RubyでAI開発することはほぼないと言えます。
このサイトではPythonについても解説しているので興味がある方は目を通してみてください。
案件例2. 人工知能(AI)裁判システム開発
業務内容
・AI/人工知能を利用した裁判システム開発(JavaScript系)の開発に
携わっていただきます。
・事件に関連する情報を人工知能により体系化させるようなシステムです。
・主にクライアントサイドの開発
応募に必要なスキル
・JavaScriptを用いた開発経験1年以上
・SPA(Single Page Application)での開発経験
・要件定義から設計、製造、リリースまで一連の流れの開発経験
・サーバーサイド知見又は開発経験
【歓迎スキル】
・Ruby、Java、C#、.net いずれかを用いた開発経験
・Type Script、Coffee Scriptなどを用いた開発経験
・Javascriptフレームワーク (React/Vue)の開発経験
報酬(月額)
~850,000円
※開発案件例は架空のものです。
産業用ロボットやドローン制御システムの開発
Rubyを使うことで産業用のロボットやドローン、さらには近年注目を浴びているIoTを制御する「組み込みシステム」の開発もすることができます。
機器やロボットに組み込むシステムの開発は、より低スペックでマシンが動作する軽量のプログラミング言語が必要です。
コード量も少なく生産性の高いRubyをより軽量にした「mruby」というプログラミング言語が現場では使用されます。
案件例3. CtoCプラットフォーム向け組み込み開発
業務内容
・CtoCプラットフォーム型ECサービス向けに組み込み開発を行っていただきます。
・要件定義工程以降リリースまでの工程
応募に必要なスキル
・IoT製品、遠隔制御端末の開発経験
・C言語又はC++又はRubyを用いた組み込み開発の経験
・組み込みアプリケーションの開発経験
【歓迎スキル】
・キオスク端末やアミューズメント等のプロダクト開発及び運用経験
報酬(月額)
~950,000円
※開発案件例は架空のものです。
言語名 | 人気ランキング | 案件の数 | 案件平均単価 | 習得のしやすさ | 環境構築のしやすさ | できること |
C++ | 1 | ★★★★★ | 71万円 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | C++でできること |
C | 2 | ★★★★★ | 67万円 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | C言語でできること |
Python | 3 | ★★★★☆ | 77万円 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | Pythonでできること |
JavaScript | 4 | ★★★☆☆ | 72万円 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | JavaScriptでできること |
SQL | 5 | ★★★☆☆ | 65万円 | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | SQLでできること |
Java | 6 | ★★★☆☆ | 69万円 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | Javaでできること |
HTML/CSS | 7 | ★★★☆☆ | 70万円 | ★★★★★ | ★★★★★ | HTMLでできること CSSでできること |
PHP | 8 | ★★☆☆☆ | 72万円 | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | PHPでできること |
COBOL | 9 | ★★☆☆☆ | 61万円 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | COBOLでできること |
Ruby | 10 | ★★☆☆☆ | 80万円 | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | Rubyでできること |
Swift | 11 | ★☆☆☆☆ | 79万円 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | Swiftでできること |
Ruby on Railsって?できることも紹介
初心者はRubyとRuby on Railsを同じものと間違える人がいます。しかし、RubyとRuby on Railsは別物、Rubyはプログラミング言語でRuby on Railsはフレームワークです。
ここでは、Rubyとの違い、Ruby on Railsとはどういったものなのかできることも一緒に紹介します。
Ruby on Railsはフレームワークの一種
先述した通りRubyはプログラミング言語、Ruby on Railsはフレームワークです。
フレームワークとは、Webアプリケーション開発をするときに必要な機能などをまとめたものです。
例えば、Rubyで100行近いプログラムを書いたとしてRuby on Railsを使うことで10行にまとめることができたりします。
土台ができているためため、必要最低限のプログラミングを書くだけでWebアプリケーション開発が可能です。作業効率も大きくあがります。
Ruby on Railsでできること
Ruby on Railsを使うことで以下のようなことができます。
- Webアプリケーションの開発
- SNSの開発
- 通販サイト(ECサイト)の開発
- webスクレイピング
Ruby on Railsを使うことでWebアプリケーションだけではなく、SNSや通販サイト、Webスクレイピングをすることも。
通販サイトの開発では、Solidusといったライブラリを使用することでシンプルなECサイトを立ち上げることができ、WebスクレイピングではNokogiri、Medhanzeといったライブラリを使用することでかんたんにスクレイピングができます。
Ruby(Ruby on Rails)で作れられたサイト例
前途のクックパッドのほかにも、たくさんの有名な企業がRubyを使いアプリケーションを開発しています。
グノシー
グノシーとはニュースやコラムなどをまとめたアプリケーションです。実際に使ったことある人も多いのではないでしょうか。
実はグノシーはRuby on Railsを使って開発されています。近年ではGoに移行しつつあるようですがまだまだRuby on Railsは健在です。
グノシーの開発者ブログもあるので興味があれば見てみてください。
クラウドワークス
クラウドワークスはオンライン上で仕事の受注や発注ができるクラウドソーシングです。
日本最大級のクラウドソーシングであるクラウドワークスにもRuby on Railsは使われています。
Ruby on Railsを学習する人は今後クラウドワークスを活用するかもしれませんので、事前にどういったサービスがRuby on Railsで作られているのか確認してみましょう。
日本人なら誰でも知っているSNSサービスのTwitterもRuby on Railsで開発されています。
現在ではJavaとScalaという言語に移行していますが、開発当初はRubyが活用されていました。
Ruby on Railsはだれもが一度は使ったことある有名なWebサービスに活用されています。
少人数で大規模なサービス構築ができる人気の言語です。
プログラミング初心者がRubyを学ぶメリット
Rubyでできることを説明しましたが、なぜweb開発を目指す初心者にRubyがおすすめなのか解説していきます。
1, 日本人が開発した言語なので学習しやすい
実はRubyは日本人のまつもとゆきひろさんによって作られました。
一般的にドキュメントなどの資料は全世界共通の英語が多く、理解力が低いとプログラミングは難しいと言われています。
しかし、日本人の作ったRubyは日本語のドキュメントが多く、英語が苦手な人でもわかりやすいため、初心者でも挫折しにくい言語です。
また、小規模開発に向いてる点やシンプルで描きやすい点が人気のため、プログラミングスクールで学習する人が増えています。
2, 幅広い用途で使われる言語なので案件が多い
先述したとおり、RubyはWebサービスやSNS、マッチングアプリまでさまざまな領域で使われています。
Rubyは規模の大きいサービスから小さいサービスまで幅広く対応している言語のため、他の言語と比べ案件がとても多いです。
Rubyだけではなく他の言語でも比較的に案件は多く、プログラミング人材への需要がつきることははないでしょう。
3, Webアプリケーションを作成してみたい人におすすめ
学習のしやすさなどからRubyは、Webアプリケーションを作成してみたい初心者におすすめです。
20年前とは違い、インターネットは日常には欠かせない存在となりました。
老若男女がインターネットと共に生きる時代において、片手で気軽に操作できるWebアプリケーションの開発需要は高いです。
また、Rubyは海外と比べ国内の需要が高い言語なので、開発案件に困ることはありません。
Webアプリケーションを作りたい人は、Rubyを学習するべきです。
初心者がRubyを学ぶならプログラミングスクールに通うべき
初心者が独学でRubyを学ぶと挫折してしまう人が多いため、プログラミングスクールに通いましょう。
初心者が挫折しやすい理由
- 学習方法がわからない
- モチベーションが続かない
- 問題が解決できない
初心者ならではの問題点もプログラミングスクールなら手軽に相談でき解決することが可能です。ここでは、プログラミングスクールに通うべき理由を解説していきます。
学習方法が明確で挫折しにくい
初心者にありがちなのが何から始めるべきかわからなくなってしまうことです。独学の場合は学習方法を自分で設定する必要があります。
プログラミングスクールのカリキュラムは非常に優れており、日々新しいカリキュラムに生まれ変わっています。
未経験からでもIT人材になれるような設計がされており、IT人材への転職を考えているなら絶対に通うべきです。
モチベーションが続きやすい
プログラミングスクールは入会の時期が近い人たちと同時進行で学習していくケースがほとんどです。
SNSで勉強仲間を見つけることも可能ですが、勉強内容を教えあうまでの親密な関係になるには時間がかかります。
勉強仲間の存在は非常に心強いです。プログラミングスクールはいつまでに課題位をクリアする必要があるか明確で、学習内容も同じなので、教えあうこともでき挫折しにくいだけではなく、コミュニケーション能力のアップにも繋がります。
1人1人にメンターがつく
初心者がいちばん挫折する理由は「わからないことが解決できない」です。
そのため、いつでも相談することができるメンターがいない環境で、プログラミング学習はかなり厳しいでしょう。
初心者にとってメンターほど心強い存在はいません。
プログラミングスクールでは、言語別にたくさんの現役エンジニアが在籍しているため、わからないことが解決しやすく挫折しにくいです。
プログラミング初心者が詰まりやすい問題点も把握しているため、安心して学習することができる環境が用意されています。
以上の3点をふまえて初心者は、プログラミングスクールに通うのがおすすめです。
Rubyでできることまとめ
- Webアプリケーション開発
- 通販サイトの開発
- SNS
RubyはWebアプリケーションの開発をすることが得意です。開発者が日本人であり学習コストも低くなっています。
小規模から大規模の開発が可能のため、さまざまな案件に挑戦できるのも魅了です。
しかし、Rubyに限らずプログラミングはわからないことで初心者が挫折しやすいため、プログラミングスクールに通うことがおすすめです。